20170311022504.jpg

経緯

Debianの対応アーキテクチャを眺めていたら、様々なCPUに対応していることに気がつく。
無線ルータのCPUアーキテクチャにOSが対応していたらLinuxをインストールできて面白そう。

DD-WRTとは

調べると「DD-WRT」 というものを発見。すでにあるのね。
無線ルータのファームウェアを書き換えることで安価なホームルータも
ハイエンドモデルの機能ができるようです。

DD-Wrtは、ゲートウェイ、無線LANアクセスポイントなどの組み込みシステム用ファームウェアとして開発されているLinuxディストリビューションの一種である。OpenWRTを元にして作られている。組み込みシステムはパソコンとは違い、規格が統一されていないため、各製品毎に対応が図られている。各製品毎の対応状況は、公式サイトの"Router Database"で型番から検索して確認することが出来る。家庭用ルーターの非公式ファームウェアの中では最も有名である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/DD-WRT
より

DD-WRT公式ページ

どんなことができるのか

以下のページにまとまっていますが、
・OpenVPNサーバ
・イーサネットコンバータ
・DDNS
・VLAN
などなど

http://www.dd-wrt.com/wiki/index.php/DD-WRTとは何ですか?

8年前に3000円で買った眠ってたバッファロールータが超高機能になりそうな予感。

ファームウェアを書換える

やり方はルータによって異なる&調べたら色々出てくるので割愛しますが、
バッファロー製ルータなどがやりやすいようです。

私のバッファロールータ(WHR-HP-GN)はDD-WRTからファームウェアをダウンロードして、
既存の設定ページからファームウェアのデータを上書きするだけでできました。

注意

ダウンロードしたファームウェアを適応すると初期設定では出力電波が最大になっています。
日本では電波法違反になったりと色々注意することがあるので、ちゃんと調べてから実施しましょう。

やったこと

公式ページで自分のルータを検索してダウンロード

20170310152301.png

既存のバッファロールータの管理画面

20170310152344.png

ファームウェア更新画面でダウンロードしたファームウェアを選択

20170310152352.png

再起動後、無線が繋がらなくなる。
そして知らないdd-wrtというSSIDが鍵なしで出てきた。

20170310152406.png

デフォルトで192.168.1.1.にアクセス。 先ほどとは違う管理画面が出てくる。

20170310152539.png

日本語化や電波強度など設定を終えて、接続してみる。
元々ssh、telnetできないルータだったのでこれだけでも面白い。
ルータなのでメモリや容量は小さめ。

20170310152556.png

CPUを確認してみる。

cat /proc/cpuinfo
20170310152602.png

最近のルータはMIPSのSoC(System on Chip)構成が多いようです。
SoC構成だと汎用的なCPUが使われることが多いのかな?
Linuxがインストールできるものが増えてきそうですね。